今回のコロナウイルスの影響は,子どもたち,若者たちの心にも深刻なダメージを与えているかもしれません。
それは,うつ病です。
うつ病の若い人は,感情を表現するのを難しく感じたり,自分に起きていることを理解していなかったりします。うつ病の症状に気づいていないことさえあります。
うつ状態にあることを大人とは違う形で表わす場合があります。
学校が休みになったり,春休みが長くなったり,いつものクラブ活動が中止になったりなど,日頃のストレス発散の場所が無くなっているために,行き場のない感情を抑えることに難しさを感じているかもしれません。
ですからお子さんの行動パターン,食習慣,気分,睡眠パターン,友達関係などに大きな変化がないかに十分気をつけましょう。変化が見られ,それが何週間も続く場合は要注意です。
栄養ある食事,適度な運動,睡眠の規則正しい習慣を,家族で保ち,お子さんとの良いコミュニケーションを保ちましょう。
うつ病には,孤独感,恥ずかしさ,自分には価値がないという気持ちが伴うので,お子さんを大事にしていることや愛していることをはっきりと伝えましょう。
目に見えない感情を読み取るのは難しいですが,この時期だからこそ大切にしていきましょう!