ジェスチャーの大切さ!
皆さんは,電話を掛けながら,思わずジェスチャーをしていることに気づいたことはありませんか?
相手には見えていないのに,つい自分のしゃべりに合わせて身振りをしてしまうということはよくあるものです。
Newsweek誌は以前,「ジェスチャーを入れながら話をすると,記憶の中から言葉を見つけるのに役立つことが新たな研究で分かった」と伝えました。
例えば,物の大きさや形を表わしたり,つい話に力が入ると大ぶりなジェスチャーをしてしまいがちですが,「文章のリズムに合わせて手を上下に振る」ようなジェスチャーにはまた別の効用があるそうです。
コロンビア大学心理学科のある教授によると,この手のジェスチャーは,「思い出しにくい言葉を記憶の中から取り出すのを助ける...」のに役立つということです。
特定のにおいが,それに結びつく記憶や感情を呼び起こすプルースト効果という現象がありますが,ある種のジェスチャーにも,ある言葉への記憶を思い起こすための助けになるというわけです。
オーバーアクションは,見る人が疲れたり,ひかれたりすることがあるかもしれませんが,ほどよいジェスチャーを会話の中に織り交ぜるなら,相手の記憶に残るトークができるかもしれません。